元教員、不登校の親、学校に違和感を持つ私たちが、本当の意味で「子どもたちのため」にできることをやる。

教育の本質を考える

今年開校したオルタナティブスクールの
Hさんと打ち合わせしました。

現在スクールの運営のお手伝いをしています。
していますって言っていいのかわからないくらい
全然役に立ってる感はないのだけど、
私にできることはやらせてもらいたい!
だって、本当に今必要な教育を実践しているから。
最近登校をしぶる我が娘もお世話になっています。

私もHさんも元小学校教員。
私は退職しましたが
Hさんはスクールしながら
今も非常勤講師として働いています。

さらに、公立の学校に合わない子を持つ母親同士。
という共通点も。

学校現場を知っている私たちだからこその視点
公立の学校に合わない子どもの親という視点

現行の教育の仕組みだと
子どもたちががんじがらめにならないか?
どんな教育が必要か?
どんな力が必要か?
子どもたちを育てるってどういうことか?

そこに本気で向き合っている同志です。

そんなHさんとの打ち合わせで
いろんな気づきがあったので、書きます。

抜けてる人だけど必要な人

Hさん、めっちゃ面白い人なんです。宇宙人。笑
どんな感じで授業進めてるの?って聞いたら、

子どもたちからポロっと出たことを
ポンと拾って
フワっと投げかけたら
ブワーって広がるから
何もしてないんだよー

笑笑

Hさんらしい!

こんなこと書いたら、このスクール大丈夫?って思われそう…

でも、
直感で大事なものを選択できるHさんだからこそ
子どもたちの直感やありのままを信じて
大事にしてくれるんです。

そこがこのスクールの特長。

できる、できないじゃない。
その子らしさを発揮できることが何より大事。
それを、Hさん自身が体現してくれてます。

Hさんは、かなり抜けてる人。笑
でも子どもたちにとって必要な人。

2カ月で子どもたちの変化がすごい!

子どもたちの変化についてはあつーく語ってくれました。

何を言ってもやっても認めてもらえる環境にいて、
自分は自分のままでいいんだと認めることができるようになり、
自己否定していた子の自己肯定感が上がったこと。

学校の枠組みの中で自分を押さえてきた中学年の子たちが
何でもできると思っている1年生と過ごすことで
自身の固定観念に気づき、行動が変わってきたこと。

たった2カ月で!?
変化を見とることができるHさんだからというのもあるけれど
2カ月で人は変われる、その子らしさを伸ばせる。
環境の影響は非常に大きい。
逆に、もし、合わない環境に我慢しながら通っていたとしたら
その形に合わせて歪んでしまう?その子らしさは保てるのか?

うちの娘はだいぶ伸び伸びしているので
学校という枠には収まらないみたい。

娘らしくいさせてくれるスクールに出会えて、
本当に良かった。

良好な人間関係の原点

スクール側が準備した学習の提案もありながら、
自分で課題を見つけて取り組む時間も多い。

自分の心がやりたい!と思ったことを
各々やっているそう。

やりたいことやっていて一体感はあるの?

って率直な疑問をぶつけてみたら

お互いに何をやっているかは見て感じているから
自然と相手を認めて尊重することに繋がっている。

って。

ズキューンってきた。笑

いじめの原因はここかもしれない。
結局やりたいことやれずに窮屈な思いしてるから、
だれかを非難したリ攻撃したリしてしまう。
大人になってもその構図、変わってないよね・・・

自分がやりたいことをやっていれば、
寛容であれるし、相手を応援することだってできる。

まずは自分自身を尊重してあげないと。

素敵な人間関係のベースもつくってくれるスクール。

学校にどうしても感じてしまうこと

自分を尊重することが
相手を尊重することに繋がる。
それがより良い人間関係、信頼関係を育む。

そんなことを感じさせてくれたオルタナティブスクール。

一方で

足並みそろえてみんな同じことやることに
時間が費やされてる学校。
そこにどれだけの価値があるんだろう。

もちろん、
読み書き計算などの基本的なことは
必要だけれど
学校のカリキュラムに合わせて
いや、大人の締め切りに合わせて
子どもたちを巻き込んでいないか?
子どもの吸収するタイミングを
もっと信じて待ってほしい。

コンナコトカイテイテモ
イマノキョウイクシステムデハ
ムリナコトヒャクモショウチ!

今できるのは、

このもどかしい気持ちを
文章にしてみなさんに知ってもらうこと

教育イベントを開催して
教育に関心のある保護者・先生・地域の方と繋がること

市議や県議、国会議員さんとも繋がれたので
その都度意見を届けること

我が子を愛すること

仲間を応援すること

とにかく、できることを行動にうつすしかない。

まとめ

Hさんのスクールが育んでいるのは

その子らしさ
人間としての生きる力
他者と共存共栄する心

テストでいい点をとるよりも大事!
高校行って大学行って就職して、よりも大事!

そう私は思うんです!

不登校の親してると「出席日数が」という話が
必ず出てくるんだけど、

そういのを否定するわけではないけど
本当に大事なのは何か、を見失いたくない。
本人が将来のために必要になれば行くしね。

本当は公立の学校でこれを実現してほしい。
けど、今すぐには難しいこともわかっている。
実現するためにはどうしたらいい?を考え続けながら
子どもを本当の意味で伸ばす教育の在り方も模索する。

そしてこういうスクールを応援し続ける。

今の私にできることをやるのみ。

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